過去と未来

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過去の行動すなわち経験(記憶)は,現在そして将来の行動に大きな影響を与えます。当研究室では,記憶の中でもエピソード記憶と呼ばれる,時間や場所が特定された出来事(エピソード)の記憶に着目した研究を行っています。エピソード記憶は,Mental time travelと呼ばれるような過去の行動を「再体験」するような感覚を伴うという特徴があります。近年の研究からMental time travelは未来方向に対しても可能であることが明らかにされています。このような未来において,起こりうる出来事を詳細に考えることはエピソード的未来思考(Episodic future thinking)と呼ばれます。当研究室では,過去の行動と未来の行動がどのように関わり,そしてそれぞれがどのような機能を持つのかを調べています。例えば,情報や物事の価値の変化に記憶がどのような役割を担うかどうかについての研究を行っています。

小林 正法
小林 正法
Principal Investigator