感情

Photo by Tengyart on Unsplash

感情は認知や行動に様々な影響を与えます。例えば,「後悔」というネガティブな感情は,過去に選択した行動に対して,別の選択を行えば「よりよい結果」が生じたと捉えている場合に生じる感情です。したがって,「後悔」は行動の結果によって生じた感情だと捉えることができます。そして,「後悔」を感じている行動であるほど,将来において同種の行動が取られにくい(回避される)ことが示されています。また,ノスタルジアという「懐かしい」感情は,社会的感情の1つであり複合感情としても知られていますが,ノスタルジアには個人や対人に対するポジティブな機能を持つことが明らかになっています。例えば,ノスタルジアを感じることは,楽観性を高め,様々な挑戦を促すことなどが知られています。このように,当研究室では,ネガティブ感情やポジティブ感情が様々な行動や意思決定にどのような影響を与え,感情がどのような役割や機能を持つのかを調べています。

小林 正法
小林 正法
Principal Investigator